スタッフブログ
冬でも活動します2020年01月17日
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先日、徳島県の方からのご依頼があり、床下調査にお伺いしました。
リビングのフローリングがフワフワと沈む状態ということで床下に入ると、床を支える部材の大引と束柱がシロアリによって大きく食害されていました。
また、床板の裏側に敷き詰められている断熱材(TOP写真の白い部分)内に蟻道(TOP写真の茶色の筋部分、土や排泄物などを混ぜ合わせたシロアリ専用の通路)が確認できました。
保温性・気密性が高く、柔らかいためかじりやすい断熱材は、シロアリが活動・侵入するのに適した素材という一面もあります。(※全ての断熱材がこのような被害を受けるわけではありません)
床下はベタ基礎(土壌表面がコンクリートに覆われている)で、どこから侵入してきたのかと調査を進めると、中庭側の基礎と土台の隙間から蟻道が伸びているのを確認。
更に周囲の床上部分を調査すると、建物外側の基礎に蟻道が確認できました。
原因としては、中庭に落ち葉が堆積しており、雨による水分が留まりやすくなったため、シロアリにとって好ましい環境となってしまったことが考えられます。
シロアリは暖かい時期だけ活動する生き物だと思っている方も多いのですが、冬の寒い時期でも彼らは冬眠せずに活動を続けています。
4月~9月頃の気温が上昇する時期には、更に動きが活発になります。
しかし、彼らシロアリは普段目にすることの無い、床下経由で侵入する場合がほとんどです。
今回の事例のように、床上での異常を発見することで、初めて被害に気が付くことができます。
侵入を防ぐために予防施工や定期的な調査が重要となります。
調査のご依頼・お問い合わせは、三共プロテックまでご連絡ください。
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お知らせNews & Topics
- 2025年08月05日
- ハチ駆除のお問い合わせが増えています。
特にアシナガバチ・キイロスズメバチのお問い合わせが多くなっております。
アシナガバチは鉢植えやウッドデッキなど低いところにも巣を作ります。
キイロスズメバチは天井裏や軒先など、比較的高い場所に巣を作ることが多いです。
この時期は巣も大きくなり生体数も増え大変危険です。
ご自身で無理に駆除なさらず、私ども専門家にお任せください。
- 2025年07月04日
- 例年より早い梅雨明けや、7月にしては高い気温などの異常気象の影響か、イエシロアリ被害相談が増加しております。
特に被害が大きいご相談が多く、お話を伺うと、家を建ててから一度もシロアリ防除をしたことがない方がほとんどです。
シロアリ被害予防は、専門家による早めの床下点検が肝要です。
室内の床が軋む、ドアが開けにくい、壁が変色しているなど気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
- 2025年06月03日
- 6月初旬よりイエシロアリの羽アリが一斉に飛び出す「群飛」が発生します。
イエシロアリの群飛は夕方から夜にかけて行なわれる為、室内での発生を帰宅後に気付かれることが多いです。お困りの際はフリーダイヤル 0120-643-740 またはメールでのお問い合わせまでご連絡ください。